Day Dream Believer そんで
※2017.04.10鑑賞
「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」を見ました。
元々「攻殻機動隊SAC」が大大大好きで、
生まれて初めて円盤を揃えたアニメシリーズだったりするわけで、
そんなこんなで神山監督の作品はついつい追っかけちゃうんですね。
「東のエデン」も好きです。
だから神山監督の最新作と聞いたら行かないわけにはいかない。
「東のエデン」で、かわいいキャラクターたちで織り成すハードめな社会的世界観、っていうのがツボで、
「ひるね姫」の予告見た時もこれ絶対予告詐欺だろうなって思った。
案の定蓋を開けてみたらメカ、っていうか自動車の話。
いいぞ。その調子だ。
意思があるんだかないんだかわかんない丸いフォルムのロボット、最高です。
ほぼベイマ●クスだと思ったらバッチリ関係者だったね。
個人的にはエンジンヘッドの自転車漕ぎ仕様もすごく好きでした。
面舵左ーって言われてみんなでペダル踏みながら左に身体を傾けるのね。
大型ロボットっていう機械の中でする動きがとってもアナログなのね。
気分はトンボ(@魔女宅)ですよ。
ココネちゃんがSNSに書き込むと思ったとおりになるってやつ、
ここもおっいいぞいいぞって感じでした。
エンジンヘッドから滑り落ちそうになったエンシェンの、正体が判明するシーン。
音楽がふっと止んで、こちらを見上げるお母さんのセリフだけが響く。
個人的にはここが一番グッと来てしまった。
単純な頭の持ち主なので、あ~~~~そうだったのか~~~~~~~~と。
お母さんのこと、お父さんは全然話してくれなかったと思ったけど、
いっぱいいっぱい話してくれてたんだって。
親に創作童話ねだってた身からすると、自分と地続き感があって刺さるシーンです。
ただね。真の本編はエンディングですよねこれ。
ココネちゃんの優しい歌声と一緒に流れるお父さんとお母さんの優しく切ないラブストーリーにおたくは涙腺刺激されまくったよ。
作画担当したのは西尾鉄矢氏ってもお~~~~~~~~!!!!
デイ・ドリーム・ビリーバーとか、セブンイレブンのイメージしかなかったのにね。
家でパンフレットの歌詞見たらお父さんの気持ちにシンクロし過ぎてほんとまじなんなの。
成長物語というより、元々持っていたものを見つけていくストーリー。
だから『知らないワタシの物語』。
よく考えたら回収されてない伏線とかちょこちょこあるような気がするけど。
お父さんが携帯隠し持てるのはなんかの能力に違いない!とか思ってたらそんなことなかった。
まあ見てる間はそんなこと忘れちゃうんで大丈夫です。
私はとっても楽しみました。
世間一般では賛否両論(むしろ否)みたいな感じらしいけど、
私は二時間弱しっかり楽しめたので結果オーライです。
ところで、神山監督の攻殻最新作参戦が決定したね?
高鳴らないわけがなかった。